大橋弁護士は「国家がある目的のために人に苦痛を与えるという制度は、本来、刑罰以外には許されない。収容は刑罰ではなく、逃亡を防ぐのが目的のはず。それを手段にして、帰らざるを得ないように追い込むのは一種の拷問だと思います」と指摘。さらに「法律上、強制送還できない難民申請者や日本に家族がいる人たちを、長期収容で苦しめることで帰国するように仕向け、恐怖によってハンストをやめさせようとしているのであれば、これは恐ろしい政策です」と批判。
「強制退去を促進する効果は薄いうえ、逆に外国人の態度を硬化させてしまう。誰にもメリットがない政策と思います」。収容長期化についてこう話すのは元入管職員の木下洋一さん(54)だ。公安調査庁から01年に入管へ移った当初は「よからぬ外国人」を取り締まる仕事にやりがいを感じていたという。だが、次第に組織のあり方などに疑問を持つようになり、3月に退職。入管問題救援センターを設立し活動を始めた。
収容者の死が続き、各地の収容施設でハンストが広がっている現状について、木下さんは「これほど混乱が広がり、収容者と入管当局の関係が険悪になったのは初めてではないか」と話す。ハンストで体力が落ちた収容者を仮放免し、短期間のうちに再収容するという措置にも否定的だ。「現行制度では、入管は、仮放免許可の理由も、仮放免延長を認めず再収容する理由も開示しなくてよい。自分の身体の自由に関わる処分の理由がわからなければ、入管への不信感が増幅し、納得できないのは当然ではないですか」
参考
特集ワイド:「ハンスト無駄」見せしめか 外国人長期収容者死亡で批判→いったん仮放免、すぐに再収容… – 毎日新聞
フリージャーナリスト樫田さんによるレポート
人間を事実上のトイレに隔離!!
入管収容施設には腰を隠す衝立もないトイレだけがある部屋がある。トラブルを起こした(もしくは起こしたと見なされた)被収容者は、「懲罰房」(正式名称は処遇室)に隔離されるが、さらに「スペシャルルーム」として怖れられているのが「保護室」だ。写真の通り、トイレの穴が開いているだけ。
しかも天井には監視カメラがある。この男性は2019年1月、「東日本入国管理センター」で不眠に悩み、職員に精神安定剤を求めたら、拒まれたため「薬を出して!」と声を上げドアを手で叩いたら「蹴った」と見なされて「生活指導」のために6,7人の職員に制圧され、処遇室、そして保護室へと隔離された。
今年4月には「東京出入国在留管理局」で長期収容に苦しむ女性被収容者がTシャツや紙に「ここから出して」と訴えるサイレントデモを実施したら、数人が保護室へ隔離。このトイレには洗浄水を流すレバーがない。外にいる職員が操作するそうだ。床の緑はリノリウムというビルの床に使う弾力がある素材。
自傷行為をしても怪我をしないように壁も木製。つまり、自殺や自傷行為を防ぐために「何もない」部屋にしている。だが、ここは「トイレしかない部屋」というよりも実質トイレだ。人間をトイレに隔離する…。仮に規律違反があったとしても、そこまで人間の尊厳を傷つける処置が必要なのか。
樫田秀樹さんのツイッターより引用
引用元
入管の拷問事件は後を絶たない
ネパール人を拘束し拷問死
入管の暴行はあたりまえ
女性を全裸にして晒し者に!
こんな国にオリンピックを開催する資格があるのだろうか
ソース
- WebマガジンWezzy(2020.08.18)で告発された「全裸の女性を男性ブロックで晒し者にした東京入管。収容施設に蔓延する非人道的行為を告発する」
国連でも日本の入管が問題に
ウイグルガー、チベットガー、隣国に注意できる立場ではまったくなかった日本。
コメントを残す