2018年、日本人が台湾の慰安婦少女像に足蹴りをした映像が公開され、「台湾の尊厳を傷つけた行為」として台湾メディアで大きく報じられた。一方、台湾が親日的と信じて疑わない国民性に忖度してか、日本ではほとんど報じられていない。
皆がドン引き、コトの大きさから、「そうだ難民しよう」で世界から非難が集中した極右漫画家のはすみとしこさんが、「加工写真だ」とフェイク必死に火消しするも、別角度の映像が現れ完全アウト。
https://twitter.com/hasumi29430098/status/1039076286386200577
正面からの映像な。pic.twitter.com/tabLt6S6wm
— mold (@lautream) September 10, 2018
歴史修正する日本人に対しては台湾の方たちも激怒していますよ。
幸福の科学の藤井実彦が、台湾の慰安婦像を蹴って国際問題になった事件。
台湾人元慰安婦を侮辱したとして、台北市で約100人の市民が抗議デモを行った。https://t.co/QPaZilSB0c
— サト (@sato859) April 6, 2022
台湾「慰安婦像」足蹴事件は、右派団体による「歴史戦」のひとつにすぎない
アメリカ・モンタナ州立大学社会学・人類学部教員で、『海を渡る「慰安婦」問題ー右派の歴史戦を問う』(岩波書店2016)の共著知られる山口智美教授はネットニュース「ウェジー」のなかで、台湾「慰安婦像」足蹴り事件は、アメリカでの「慰安婦」像や碑への反対運動など、政治家(杉田水脈、片山さつき)や日本政府との関係も含んだ「歴史戦」の中で怒った事件であるとしてこう指摘する。(※注釈は当編集部による)
2013年の設立以来、「慰安婦の真実国民運動(※足蹴にした日本人が所属する日本の右派団体)」の関係者らは、国内外の様々な場で「慰安婦」否定論を主張し続けてきた。しかも、その主張には歴史修正主義やレイシズム、セクシズムが色濃く反映されており、注目を集めるためにネットなどでの炎上狙いの方法を使ってきた。さらに、それが産経などの右派メディアにも報道され、拡散されるという連続だった。その積み重ねの行き着いた先が、台湾の「慰安婦」像足蹴事件だと言えるだろう。
「慰安婦の真実国民運動」系の目立つ動きの背後で、日本政府や、日本の姉妹都市関係者、国会や地方議員らが、「慰安婦」像や碑への反対運動を展開していたことは見逃せない。むしろ、「慰安婦の真実国民運動」の激しい主張に比べたらまともな主張に見えてしまうという効果も発揮してしまっていたのではないか。
台湾「慰安婦」像足蹴事件は、右派団体による「歴史戦」のひとつにすぎない https://t.co/v7BHUeSt7a @wezzy_comさんから Wezzyに「慰安婦の真実国民運動」についての記事を書かせていただきました。
— 山口智美 (@yamtom) November 13, 2018
山口智美さん(@yamtom)の寄稿です。
こうした視点からの考察は、日本のメディアに載ることが少ないので、この山口さんの「歴史戦」の実態を明らかにした記事は必読です。台湾「慰安婦」像足蹴事件は、右派団体による「歴史戦」のひとつにすぎない https://t.co/ImPikwsAf2 @wezzy_comさんから
— 斉藤正美 (@msmsaito) November 13, 2018
台北で慰安婦問題の抗議活動 pic.twitter.com/8dMIDCVWMl
— ロイター (@ReutersJapan) August 15, 2019
あちこちで嫌われている人種差別の国ニッポン
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