ネトウヨが広げてはデマを指摘され終息したと思ったら定期的に広がる定番デマ「麻原彰晃は在日朝鮮人説」。これらは誰が唱え、どう鎮火していったか、まとめた。このように指摘してもまた忘れた頃に広がるだろうから、その度にネトウヨさんはこのページをゆっくり読んで精神を落ち着かせましょう。
在日のアほども。麻原在日の真実を隠すな‼
— 伝説の投機家 投機と主婦の節約術 (@fp1jp) July 8, 2018
この興奮ツイートのように。日本の投資家にとって「麻原彰晃は在日朝鮮人説」は日本の景気を左右し影響力のあるホットな話題であるようだ。それらのバカウントがエビデンスや根拠を示すことはほとんどない。正しい情報が大事な投資の世界で、こいつら大丈夫なのだろうか?
麻原在日で世の中に訴えたい‼いわゆる兵糧攻め。在日のテロ活動と犯罪を根絶するには、外国人の生活保護禁止、強制帰国、反日国会議員の落選しか道がない。覚悟せい‼山本太郎と共産党
— 伝説の投機家 投機と主婦の節約術 (@fp1jp) July 8, 2018
麻原朝鮮人説の間違いを指摘
では、麻原彰晃が朝鮮人ではなく日本人である根拠はどこにあるのか。事実を調べてみた。
1995年の栗本慎一郎による「麻原の父親は在日朝鮮人」デマが形を変えながら延々と引き継がれ、今回の死刑執行をめぐって拡大傾向にある。麻原の祖父は熊本県出身の警察官で戦前に朝鮮半島に渡り警察署長を務め、戦後引き揚げてきた人物で、いわば朝鮮植民地支配の尖兵。事実を180度捻じ曲げるなよ。 pic.twitter.com/L4KEHaFCQM
— 計都 (@artscape_tha) July 7, 2018
麻原の父親は在日朝鮮人だというデマが、死刑執行をめぐって拡大。
麻原の祖父は熊本出身の警察官で、
戦前に朝鮮半島に渡り警察署長を務めた人で、朝鮮半島の植民地支配システムの一部だった人間。— A I NO UE (@ainoue3319) July 8, 2018
「麻原彰晃は在日朝鮮人」デマを広げた者
週刊現代1995年5月27日号「麻原オウム真理教と統一協会を結ぶ点と線」記事中で、「父親は、在日朝鮮人である」と栗本慎一郎が主張したことが発端。ちなみに父は元最高裁判事の栗本一夫。コイツだったか。
デマ元:栗本慎一郎
栗本慎一郎さんの記事
週刊現代1995年5月27日号「麻原オウム真理教と統一協会を結ぶ点と線」記事がこちら。オウムと北朝鮮を結びつけようとする手口は、警察庁長官狙撃事件で北朝鮮バッジを犯行現場に残したオウム真理教の捜査撹乱の手法と同じマインドでいらっしゃる。ネトウヨが朝鮮人説のデマを頑なに信じ、情報元として栗本慎一郎はいわばネトウヨの心の拠り所となっている。
栗本慎一郎によるデマ記事:週刊現代1995年5月27日号「麻原オウム真理教と統一協会を結ぶ点と線」
裏どりしていない栗本慎一郎さん
栗本慎一郎の記事掲載以降、朝鮮人説否定記事が公開される過程で、栗本が裏どり取材なく朝鮮人説を広げていたことがわかってくる。
その後、「オウム真理教大辞典(東京キララ社)」が「麻原彰晃」の項で「本人による『在日』発言があるという『噂』があったため、『在日説』が浮上したが、これはデマである」と『在日説』を否定。また、高山文彦は「麻原彰晃の誕生」で、「松本家は朝鮮半島の出自ではなく、朝鮮から引き揚げてきた日本人」との、親族の言葉を紹介。
宝島30が麻原朝鮮人説を否定
当時のムック本『宝島30』(宝島社)が1995年12月号に「麻原朝鮮人説」を否定する取材記事を掲載。記事の中で作家・中島渉氏は、麻原の出生地である熊本と、韓国本土にまで渡り、詳細な調査を行っている。記事を要約すると下記の通りだ。
記事のまとめ
- 韓国の役場で戸籍調査で麻原のルーツ無し
- 麻原の祖父が家族で日本から朝鮮へ渡り、現地で子どもが生まれ麻原の父は外地生まれの日本人で、戦前戦中では珍しいことではない。
- 祖父の職業は、高山文彦氏の『麻原彰晃の誕生』(文藝春秋)では警察官とされているが、『宝島30』では日本人経営の農場に働きに来た小作人(土地のない雇われ農民)とされている。
- 麻原の出自について調査しに訪韓した日本マスコミは、中島氏の以前なし。(つまり栗本慎一郎は裏取り行動ゼロで、デマ記事確定)
引用元
https://tocana.jp/2015/03/post_5957_entry.html
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